ブランチのメインラインのイメージについてしゃらくさい話をするよ

まじめな説明

Bazaarのブランチの履歴には、メインラインという概念があります。
絵で見たほうが早いですね。これが、trunkのメインラインです。

でもって、こっちが完全な履歴。

つまり、他所のブランチで発生した細かな履歴を隠して、「そのブランチで真に注目すべき履歴の流れ」だけを取り出したのが、そのブランチの「メインライン」な訳です。

しゃらくさい説明

trunkブランチ*1は、そのプロジェクトの「正史」であり、そのメインラインは「年表」です。
そこでは、個々人の暮らしがどうだったかというような細かい情報は見えません。

逆に、trunk以外のフィーチャブランチなんかは、個々人にフォーカスしたものだと考えることができます。「オレ」ブランチでは「子供ができた」とか「転職した」がメインラインの履歴で、「総理が代わった」とか「Jobsが成仏」とか「談志が死んだ」とかはメインではない履歴ってかんじ。

ようするにつまり、こんなかんじですよということですね。

まとめ

個々のブランチは比較的担当者の好き勝手なコミットを許す一方で、trunkのメインラインはプロジェクトの歴史を一目で把握できるようなきれいな年表にすることを強く意識するのが、Bazaarの流儀です。

かゆ うま

*1:Gitでいうところのmaster、Mercurialでいうところのdefault、BazaarではSVN時代の慣習に従ってtrunkと名付けることが多いようです